Gold Coast

好きな場所の一つにオーストラリアのゴールドコーストがあります。初めて行ったのは30歳の頃。一人で1ヶ月間、ただサーフィンだけをやりに行くという旅。そこで知り合った人達とは今でも仲がいいので今でもゴールドコーストに会いに行ったりしています。

D-Barでのローカルサーフィン大会

オーストラリアは、日本と同じ右ハンドル、左車線なので国際免許でレンタカー。ホテルでなくホリデーアパートの一室を借りて生活するスタイルをとっています。ゴールドコーストを好きになったのは、過ごしやすい気候や景色なども理由ですが、もう一つあります。それは、医療とライフセーバーが連携したシステムです。オーストラリアのライフセーバーの人命救助率は世界一を誇ります。

30歳の頃にサーフィンだけをするつもりで行ったのですが、せっかくだからライフセーバーのライセンスに挑戦しました。ライセンスの取得はしたのですが、その事よりも背景のシステム、考え方に共感したというか、感動したというか。

一つは、ライフセーバーは街中でも活動しており、例えば倒れている人がいた場合、持ち物を見ていい事になっています。その人が色付きのタグを持っていたら、その色によって救急車を呼ぶためにかける電話番号が違います。要するに、持病のある人は病院から疾病箇所によって色分けされたタグを持たされているのです。倒れている原因が分からない場合は、持病が原因の可能性が高いと考え、その専門病院行きの救急車を呼ぶというシステムになっています。これが人命救助率が高い大きな理由の一つです。この仕組みの説明を受けた時に、国民の事を考えたいい国だと思いました。

もう一つは、ライフセービングの講義中、釘を刺される事が、「ヒーローイズムは不要」という事です。「ライフセーバーなんだから助けに行け」「ライフセーバーだから行かなきゃ」など、現場では絶対にそういう理由で行動するな。という話をされます。人命救助が目的で、自分の手に負えない状況であれば、応援を呼ぶなど、最適な方法を冷静に取る事を教えられます。なぜかというと、ライフセーバーにも命を落とすと、悲しむ家族や友人、大切な人がいるからです。自分の命を賭して助ける行為はするな。という事を何度も言われます。これは意外でしたが確かにその通りなんですね。リスクを二倍にする行為は必要ないわけです。そのような教育内容が確立されている事も、オーストラリアを好きになった大きな理由です。

バイロンベイで思い思いに過ごす人たち

そして、子供のうちからボーイスカウトなどで社会の中での人との関わりを含め当然のように教育されている人が多いので、思いやりのある行為に触れる機会も多く、私は過ごしやすくてとても好きです。

そして、美しく広大な自然、そこでゆっくり過ごす人たちの時間の流れが本当に心地よくて行くたびに帰りたくないなと思いながら帰ってきます。(笑)

滞在中のアパートから見える月の出
滞在中のアパートから見える日の出