スカイダイビングをするという事

私は海外に行った時、現地でスカイダイビングができる場合、必ず飛びに行きます。ライセンスは取得していないのでタンデムとなりますが、私にとって意味のある行為なので定期的に飛びたくなるのです。

飛ぶ時、老若男女、国籍など関係なく、そこに来ている人達との不思議な一体感が生まれるのも楽しみの一つ。

主な流れとしては、

  • 参加者混載のお迎えの車に乗ってオフィスに行く
  • オフィスで受付を行い、ビデオを見る
  • 有事の際、責任は負わないよ〜保険出ないよ〜といった書類に同意のサインを沢山する
  • 自分の担当のインストラクターと挨拶
  • ハーネスの装着、飛ぶ時の体の使い方の説明を受ける
  • オフィスから飛行機へ移動
  • 離陸
  • 飛ぶ

以上となります。

私の場合、サインをしている最中に「これから命を投げ出すんだな」と腹が決まって来ます。そして周囲の一緒に飛ぶ人たちと「楽しもうぜ!」みたいな挨拶をすると同時にワクワクした気持ちになって来ます。アドレナリンが出てくるのは、離陸後に降下地点に近づいてハッチが開かれた時。眼下に広がる陸地と上空の風を感じる瞬間。順番にセスナから飛び降りていくのですが、「下で会おうぜ!行ってくる!」といった言葉を残して皆飛び出して行きます。そして着地後のそれまでと違う爽快な笑顔でのハイタッチ。そのやり取りが何故か好きなのです。

私個人のスカイダイビングがしたくなる理由は、上述した事とは別に、自分自身の『生への執着と向き合う瞬間』がそこにあるからです。自分自身の命が失われる可能性のあるところに身を置くと、(私の場合は)命を落とす事への恐怖が生まれます。毎回、飛行機までの移動の間や待ち時間に、「なぜ恐れているのか」と自分に問います。私1人の命が絶たれようが、明日も日は登り、世の中は当たり前に動くのです。「そんなちっぽけなものなのに、何故失う事を恐れるのか。」という自問です。「やり残した事があるのか?」「守るべき家族がいるのか?」理由は色々あるかと思います。では、そのために日々、大切に自分は生きているのか。全うする努力と研鑽を重ねているのか。強制的に見つめ直すためのスカイダイビングなのです。

つまり、命を投げ出す行為なのですが、生きる活力を得る、生きる目的を確認する、という真逆の理由のためという変な行動です。笑

他のスカイダイビングをする人達は、どんな理由で飛ぶのかは知りませんが、着地した後のスッキリ爽快な笑顔は共通。興味があるけどやった事がないという人は、一回きりの人生ですし、是非この経験をして頂きたいと強く思います。私は今年の夏も飛ぶ予定で、今から楽しみです。